麻雀の打ち方③

　何を切る？について。

　よく麻雀の本に掲載されてる何を切る問題。手牌だけの問題ならば正解は簡単である。が、実戦では全く意味をなさないと言っていいだろう。

　そもそも麻雀とは状況が刻一刻と変化していくゲームである。親か子か。点棒状況、捨て牌、仕掛けが入ってるか否か、ドラなどなど、様々な要素が絡み合うわけだ。したがって全く同じ牌姿でも、その時々の状況によって切る牌は異なるのが自然である。

　更にいうならば上級の上級になると、そもそもそんな牌姿にはなってないというのが正直なところだ。

　ブクブクに手牌を膨らませるのではなく、スリムに構えて安パイ2枚ぐらい抱えてる牌姿になってる。したがって考える時間も短い。

　もちろんオーラスなどの状況下によってはブクブクになることもあるが、基本的には安パイを抱えるスタイル。場合によっては捨て牌2段目でも3枚も４枚も持ってる時もある。このようなスタイルの打ち手はほぼ上級者と言って間違いないだろう。